株式会社HERPでインターンをしました

2018年6月4日から6月24日まで株式会社HERPという会社でインターンをしていました。

herp.co.jp

インターン

代表取締役をされている庄田さんから以前からお話は頂いていて、今回とあるタイミングでインターンを探すことになったのでお願いしました。最初にお話を頂いてからかなり時間は経っていたけど、快諾して頂けて本当に助かりました。

HERPを選んだ理由としては、以下のような物がありました。

これから社会人として生きていく中で採用とは切っても切り離せないようになるので、採用側のサービスや雰囲気に触れてみたかった
庄田さんの作りたい世界を1度見てみたかった
時給が良かった

結果として全体的に非常に満足するインターンを実施させて頂きました。関係者の皆さま本当にありがとうございました。

やったこと

kubernetesのお守り

HERPでは専任のインフラエンジニアを設置せず、インフラを意識せずにアプリケーションをデプロイ出来るような環境を作っています。その環境作りの一環として kubernetes を採用していて、開発しているアプリケーションは全てkubernetes上で運用しています。その上で監視をどのように行うべきか、kubernetes上での動作がどのように行われるべきかなどを検証したしたインターンでした。

対外的な成果としては、やはりkubernetes OrganizationであるHelmリポジトリに出したPRがマージされた事でしょうか。

blog.whywrite.it

凄そうに言うと、Linux Foundation Contributorになりました。凄そうに聞こえますね。

ちなみにもう一つPRを出しているのですが、こちらは少し難航しています。

github.com

Redis クラスタを運用できるHelmパッケージなのですが、ドキュメンテーション部分の記述を変えただけのPRなのに、テストが毎回転けます。パッと見た感じマスタ選出の分散合意アルゴリズムがかなり雑に実装されているのでその辺でコケているように見えるのですが、うまく解決できるよう修正を加えたいところですね。

ちなみに、インターン2日目の時点でAmazon Elastic Container Service for Kubernetes、略してEKSがGAされたため、そちらの検証も行っていました。オレゴン州で単独でクラスタを立て実装していたのですが、元々立ててあるkubernetesクラスタでは動いていたアプリケーションがEKS上では動かず頭を悩ませたりしていたのですが、次の日もう一度デプロイしてみると治ったりしました。「AWS新規コンポーネントの最初の2週間はbugfix期間」と以前聞いていたのですが、その意味を体感することができました。。。

Datadogでの監視

また、Datadogを導入し、監視メトリクスを取得も行っていました。（こちらがインターンの主な課題でした）

kubernetes上でのアプリケーションデプロイは、特にyaml管理の面において未だにベストプラクティスが揃っておらず、黎明期特有の様々なプロダクトが出ている段階だと感じています。その中で、Datadog監視エージェントであるdatadog-agentへのデプロイにおいては、必要そうなパラメータが揃っており、かなりメンテナンスされてそうな雰囲気という事もありHelmを採用しました。実際、datadog-agentへPRを送った際には高速にレビューして頂くことが出来た為、選択はそれほど間違っていなかったかなと思います。

最終的には、本番クラスタに対してdatadog-agentをインストールし、各種チェック(監視&Slack通知)の手法をScrapboxに纏めました。