ICTトラブルシューティングコンテスト2018 学生運営を務めました #ictsc

関連エントリです

という訳で今回も有り難い事に関わらせていただきました。(ここまでほぼコピペ) (ツチノコブログさんが消えてしまったのでタイトルが少しおかしいですね…。)

今回からICTSCの開催ルールが変更となり、半年おきから1年おきに変更になりました。 詳細は公式サイトをご確認ください。

やったこと

いつも通り問題は作っていました。

問題文から作問者がネタバレしているので書きますが、この問題を作っていました。

icttoracon.net

最近は「問題のネタって言ってもパッと思いつかないです!」と言ってる大会運営経験の少ない学生に対して雑にネタを投げる役をやっていて、元ネタやそのネタの正当性確認などはザッとやっていました。

なのでテーマごとに2,3個ほど雑に問題ネタを考えて渡したりするのですが、その中で簡単そうであまり受け取った側も興味のなさそうだった問題ネタというのがいくつかあり、その残ったネタの中からサルベージして実装するのが最近の出題傾向です。なのでこの問題は比較的簡単な問題の想定でした。 もう少し難しいKubernetes問題のネタもあったのですが、検証が間に合わなかったようで残念です。

実際の問題回答率はというと、比較的想定通りの回答率でした。トラコンの参加者は普段からインフラに触れている方も居るようなので、Dockerを始めとしたコンテナ技術はかなり触ってきているのかなと感じました。流行りもあるかもしれませんね。

問題作成以外だと大きな仕事を若者に振りつつ(ちゃんと振られていることを確認しつつ)、細々とした仕事をちょこちょこと拾っていました。論文執筆と丸被りしてしまって少しお休みしてしまい、ご迷惑おかけしました……。

ICTSCの運営委員について

色々と説明されていたりするのですが、あまりインターネットに明記されていない気もするのでざっくり書いてみます。

ICTSCの運営委員というのは、一言で言うなれば「大会を開催するために必要なこと全てやる」団体です。 外から見る分には問題を作っておしまい、となってしまうかもしれませんが、意外とやることは多くあります。

今回から生まれたトラコン予備校の準備や講義、1次2次予選の問題作成開催、本戦のルール決定や本戦で用いるバックボーンネットワークの検証などなど、1年かけて多くの作業をこなしていきます。 また、これらの作業を割り振る作業や、大会が開催できるように物理的な面で調整するメタ的な作業も多くあります。

私自身参加者と運営委員両方の立場を経験した人間ですが、運営委員の方が濃厚な期間で学びが多かったかなとは思います(生存バイアスを含みます)。 今の得意分野がサーバ系だったとしても、手を挙げればネットワーク系の検証や構築などを行うことも出来ますし、必要な機材を自分で調達してくることも(できる限りは)可能です。

私自身も運営参加時点ではサーバもネットワークもよく分かっていなかったのですが、長い間運営を経験したことでそれらの知識でご飯が食べられるくらいにはなりました。 もし興味のある学生 / 企業の方がいらっしゃればご一報ください(学生の募集はもう終わっているかもしれないので、その場合は本戦に行くとお得らしいです)。

次回に向けて

学部3年から関わっていたICTSCなのですが、ついに私が学生を卒業するため今回が最後の学生運営となりました。

都合4年間のご愛顧ありがとうございました。同じ学生運営として頑張った皆さん、ご協力頂いた協賛企業始めとする実行委員の皆さん、お会いした参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

もしご縁があれば次のICTSCに居るかもしれませんので、お会いする機会があればぜひお声がけください。