4Kディスプレイを買った
4Kディスプレイを買って半年ぐらい経った。当時のことを思い出しつつ書いてみる。
この記事はISUCON優勝賞金使い道シリーズ第2段です。
何を買ったのか
最初に書いておくと、Philips社の31.5インチディスプレイである328P6VUBREB/11を買った。
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— why/橘和板 (@whywaita) December 14, 2018
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ざっくりとしたスペック決め
真に4Kとひとことで言っても色々あるのものの、機種選びの際に気になるのはだいたい以下のようなところ。
解像度はどのぐらいか
正確な解像度は 3840x2160 が多め。
ただ4Kという名前に対して正確な規格があるわけではないので、安い機種を選んだりすると縦の解像度が2000なかったりと怪しい機種があったりするので気をつけたほうが良い。 ただこういう落とし穴が起きたのは4K黎明期が多かったので、最近は大丈夫なことが多い。
入力ポートに何があるか
4Kが入力できるのは HDMI2.0 / DisplayPort / USB Type-C ぐらいが主流。
後述するがP-in-PやP-b-Pなどの複数個の入力を受け付けられるようにこれらのポートが複数あることも多い。 私自身はUSB Type-Cが推し入力端子なので、Type-Cが付いているディスプレイが気になっていた。
HDRに対応しているか
解像度とは別の方向でディスププレイが進化している要素の一つにHDRがあり、高価格帯ディスプレイである4Kディスプレイに搭載されていることも多い。 EIZO社がHDRについて解説する記事が公開されている。
書いてある通りディスプレイに出力される輝度の幅がかなり広がるらしいが、正直この辺はよくわからん。 わからなさに拍車をかけているのが、HDRという名前のついた規格が多く登場していること。前述のEIZO社が紹介しているHDRは「HDR10」と呼ばれることが多いもの。
また似たような名前で「HDR400, HDR600, HDR1000」というのがある。これはDIsplayHDRという規格で、VESAが制定している。
これはディスプレイが出力できる輝度の幅を保証するもので、HDR10と上下関係があるかと言われるとなんとも言い難い気がしている。よくわからん。 DisplayHDRに関してはPhilips社がめちゃくちゃプッシュしている感じなのでだいたいそんなもんだと思う。
巨大画面系機能を備えているか
P-in-P (Picture in Picture, テレビのワイプ画面のようなもの)や P-b-P (Picture by Picture, 画面を2分割するもの)が備えられているかどうかもある。
P-in-Pはほとんど使っていないけど、たまにP-b-Pは使っている。Raspberry Piの設定をするとき、片側ではRPiのディスプレイを出力しつつ、もう片側ではもともと利用していたラップトップでの検索画面などを出せたりする。これ実はかなり便利。
ディスプレイの選定
もともとは27インチほどのディスプレイを2枚並べて使っていたのだけど、最近はサーバよりもラップトップを母艦にすることが多くて、その状況だとデュアルディスプレイでも2つOSを動作させることがあり結構だるかった。 ので、思い切って1枚大きいディスプレイを買おうと決意。30インチ前後のものを選定し始めた。
最終的に最後に決まったPhilipsのものと最後まで迷っていたのは、LGのAmazon限定27インチのもの。
https://www.amazon.co.jp/dp/B078XYFG2Vwww.amazon.co.jp
- 価格は1万円差ぐらい
- HDRはHDR10 (LG) と HDR600 (Philips)
- ディスプレイサイズが27インチと31.5インチで差がある
- LGのディスプレイはHDMI x2 DPx1 、PhilipsはそれプラスType-Cが増える
という差がある中で結局Philips社のものを選定した。理由としては
- 自分自身がType-Cを推している
- Philips社のディスプレイには映像出力以外にもUSB Type-AポートやRJ-45の端子がある
- Type-C のAlternate Modeによって、USBポートやLANケーブルで刺さったものが通信される
が決め手になった。
半年経って良かったこと
Type-C一本でつながる体験が本当に良い。 私の環境ではオーディオミキサー、LANケーブル(Wi-Fiもあるけどもちろん有線のほうが良い)、外部キーボードやマウスまでもが一瞬で接続できるので、多デバイス接続が最高。
音声ジャックがディスプレイにあるとType-C非対応のマシンを刺したときも有用。 Nintendo Switchを4Kで楽しむ場合はMobility DisplayPort変換を噛ませないといけないというのがありHDMI変換でディスプレイに刺しているのだけど、充電器とHDMIが刺さっている変換アダプタを常設していて、1本刺すだけで巨大ディスプレイに出力できた上で自宅オーディオにもスイッチの音声が出力されるので最高。
前述したとおりP-b-Pをたまに使っていたりするのもかなり使いやすい。 キーボードもよしなに処理してくれるし、自宅のサーバをメンテする場合にもHDMIポートがあったりすればそのまま刺さるので使い心地が良い。
半年経って悪かったこと
P-b-Pや入力デバイス変更などのインターフェースがタッチパネルになっているのは少し痛い。 最近は入力の癖がわかってきたので一発でディスプレイを出力できるようになってきたのだが、慣れるまではうまく映像出力が認識しなくて困っていたりしていた。
ディスプレイのスリープ判定も若干シビアになっていて、単にマシンをスリープさせただけだとディスプレイ側がスリープできず、無限に起動してスリープしてを繰り返した結果チカチカしてしまうことが多い。 この点に関してはまだどうするのかよくわかっていなくて、どうしても気になるときは入力デバイスの電源を切ったりそもそもケーブルを抜いてしまったりしている。
まとめ
総合すると本当に買ってよかったと思っている。 4Kの情報量は偉大で、動画を見ながらブラウジングするなどがかなり快適にできるようになった。 4Kを導入したデメリットとしては、4Kの解像度に慣れてしまって職場などで非4Kディスプレイだとちょっと違和感があるところかもしれない。。
だいぶ満足度が高いので、しばらくディスプレイを購入する必要はない気がしている。最高。 みなさんもぜひ4Kディスプレイ買いましょう。