【寄稿】ポーカー楽しいよポーカー

本記事は寄稿記事となり、 id:whywaita は筆者ではありません。


生成AIによる本記事タイトル

本記事はwhywaita Advent Calendar 8日目の記事です。 昨日はakirauenoさんによる激安中華PCで自宅k8s環境を作る記事を書きますの記事でした。

さて、皆さんこんにちは。初めましての方は初めまして。 whywaitaの新卒同期のJと申します。同期と言っても彼とは部署も職種も違いまして、ビジネス職として勤務しています。

whywaitaさんの趣味はポーカーであるというのはもはや周知の事実かと思いますが、 何を隠そう私もポーカー好きでして、社内のポーカー部で部長を務めております。

※whywaitaさんのポーカー好きについては、昨年のAdvent Calendarのこちらをご参照ください。 https://blog.whywrite.it/2022/12/25/whywaita-advent-calendar-2022-day25/

ポーカーの何がそんなに面白いのか、という人もいらっしゃるかもしれません。 本記事ではそんな方に向け、ポーカーにおいて重要な要素を見ていきながら、その魅力についてお伝えできればと思います。

なお、当記事に出てくる画像は全てDALL•E 3くんが描いてくれました。

ベット(チップを賭ける)

ポーカーの基本にして、重要なエッセンスが詰まったアクション、それがベットです。

生成AIの思うベットアクション

ポーカーとよく比較されるゲームとして麻雀がありますが、麻雀が強い役を作ればたくさんの点数を得られるのに対して、ポーカーでは賭けた分の量しかチップを増やすことができません。 最強の役であるロイヤルフラッシュを完成させても、相手が乗ってこなければほんの少ししかチップを得られませんし、 逆にワンペア(2番目に弱い役)でもオールイン(チップを全て賭ける)の勝負に勝てばチップを倍に増やすことができます。 何なら、最弱のブタ(役なし)でも、ブラフでハッタリをかまして相手を勝負から降ろし、賭けたチップを奪うこともできるのです。

自分からチップを賭けていくときに、相手にどうしてほしいのか。勝負に乗ってほしいならいくらまで釣り上げても乗ってくれるか?逆に降りてほしいなら最低いくらで降りてくれるか? 利益を最大に、損失を最小にするために、状況や相手の癖、傾向を掴んで最適なアクションを決める、この思考がまさにポーカーの醍醐味と言えます。

補足:ブラフについて ブラフとは自分の役が弱いときに相手を勝負から降ろすために行うベットです。ポーカーといえばブラフ!そういうイメージを持っている方も一定数いらっしゃるかもしれません。 実際、ブラフはとても大事な要素です。簡単に想像してみると分かるのですが、強い役を持っている時にか強いアクション(チップを大きく賭けるなど)をしない人を相手にするのはとても楽です。 相手が強気に出てきたら素直に勝負から降りればいいだけですからね。

強いアクションの中に本当に強い時と本当は弱い(=ブラフ)が混ざっているからこそ、相手は勝負を受けないといけなくなります。 つまり、ブラフには相手を降ろすという役割のほかに、自分が本当に強い役を持っているときに、相手に勝負を受けてもらいやすくなる効果もあるわけですね。

このあたりはバランスが重要で、ベースは座学によるところが大きいですが、実戦では座学による基礎の上に、 相手をよく観察してその場に合わせた柔軟な戦略を構築できるプレイヤーが勝つことができます。

相手を観察すること

ポーカーフェイスという言葉があります。強い時も弱い時も一定の表情で、相手に手の内を読ませないといった意味の言葉ですが、実はポーカーにおいてはポーカーフェイスというのはそこまで重要ではありません。

生成AIの思うポーカーフェイス。なんかオシャレだけどそうじゃない感。相手にハンド見えとるやんけ!

重要でないというと語弊がありますが、、たとえば実際に相手の目の動きや目線の先、細かな表情、身体の動き、アクションのスピード、話している内容・量などは観察して判断材料にしますが、 これはあくまで最終判断の助けにするだけであって、これらの要素を判断の大きな根拠としていることはありません。

代わりに観察するのは相手の考え方です。まず初心者を相手にするときは、どんなハンドで参加してきているのか?どんな役、ドロー(待ち)があるとついてくるのか?どれくらい強いとベットしてくるのか?を観察します。 これが中級者以上になると、それらに加え相手は自分をどう見ているか?という要素が加わってきます。相手から見て、自分はどんなプレイヤーに写っているか?ということです。 相手は自分にどんな弱み(リークといいます)があると思っていて、そのリークにつけこもうとしてきた相手を逆手にとりやり返す、まさに裏の裏をかくような動きを考えます。

ちなみにこのときは、相手にさらにやり返されない(裏の裏の裏をかかれない)ような戦略を考えます。 これはどうやって考えるのかというと、相手が自覚的でないリークを見つけてそれを利用するのです。 たとえば自分が相手の裏の裏をかきにいく戦略は、そこに対する反撃として、相手がいろんなハンドでレイズを返すように戦略を変更してくると逆にこちらがやられてしまうとします。 ですがこのとき相手がそもそもレイズし足りない傾向があり、それに気づいていない(自身のリークに気づいていない)場合は、こちらは相手を一方的にいじめることができるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?前半が戦略の基礎部分、後半が応用部分という感じでしたが、ポーカーの奥深さに少し触れていただけたのではないでしょうか? 僕自身、友人に趣味がポーカーで〜と話すと、だいたい相手の表情とか読むんでしょ?と言われることが多いですが、 もちろんそういった要素はありつつも、世間で思われているよりは遥かに戦略性が高く、また対人戦の要素も盛り込まれている素晴らしいゲームだと思います。 興味を持ってくださった方は、ぜひwhywaitaさんに声をかけてみてください。都内のおすすめのポーカースポットへ案内してくれること間違いなしです。 もしかすると私ともそこで遭遇するかもしれませんね。

whywaita Advent Calendar 2023、明日は同じく同期のtakaradaです!